お盆に息子が帰ってきました。
うだうだ、ぐーたら。
さしたることはせず、過ごす日々。
『じゃあ、帰るわ』
肉も食わせた、寿司も食わせた。
一人暮らしの粗食な日々を想う、母なり、おもてなし。
健康一番。
・・・。
っと、そんな日々。
息子が読んでた文庫本。『ライ麦畑でつかまえて』
お茶の時間に。
『話の内容、まったく覚えていないのだけど、開け放たれた窓、訳した人、すごいよね』私。
息子
机の上に、読んだとこまでにしておいた題名、指摘され、困惑も息子、『それ、何、どこ?』
母、回想。
30年以上前、私の暮らしていた部屋は、父の5人兄弟が集めた本が集積されていた部屋。
題名の同じ本が、時代を変えて数冊。
学生時代に読んだ本。
『開け放たれた窓』の向こうの、アーケードの上なり。
上から見るか、下から見るか。
私は、上を横から見てました。
皆、知らんけど、ここに、四冊目。