ネットニュースの片隅で、『藤ノ木古墳出土の国宝の「くつ」、研究員の手が触れ破損』と言う記事が目にとまりました。
藤ノ木古墳で、その”くつ”が発見されたのは、1985年。阪神タイガース優勝して、現国の先生が『今日は、家にかえっていませんが、授業はしっかりやります』と言ったその年、その「くつ」は見つかっています。その後、副葬品が次々見つかり、見学者が多数訪れ、藤ノ木古墳でフィーバーしています。
そういうことが好きだった私は、すっかりこの靴に魅せられていました。友人と神戸に買い物行った時も、『見てぇ、このパンプス、藤ノ木古墳みたい。これにするぅ』なんて、キラキラの装飾がついた靴を見つけては、テンションをあげていたことを思い出しました。
たしかレプリカが、どこかに展示されていたはず、調べると、「橿原考古学研究所附属博物館」にありました。今も展示されているのでしょうか?
最近は、靴は、ほぼ、スニーカー。ヒールの靴も、低いパンプスさえ、年に数回しか出さない日々です。ネットニュースの片隅で見つけた記事が、遠い昔を思い出すきっかけになっています。一緒に騒いでた友人も、ニュースを見て、思い出しているかしら、想像しています。破損させちゃった研究員さん、きっとしょんぼりされているのでしょうが、少なくとも、私は、「くつ」を思い出す、きっかけになりました。あの頃、押し寄せた人たちも、記事を見て、記憶の引き出しを開けているのかもしれません。
そんなことで、手帳に加えました、行ってみたい場所、「橿原考古学研究所附属博物館」。
奈良に仕事、出来ないかな。「金銅製靴」のレプリカの画像に、また、すっかり、心奪われています。
記憶違いか、ずっと、藤ノ木塚古墳って覚えてました。そして、自分に寄せすぎです、ハハハ。